うめlog

2013年01月

映画 『俺たち喧嘩スケーター』 (原題『GOON』) 2011年カナダ
マイケル・ドース監督

日本劇場未公開。DVDレンタルされてます。

実話を基にした作品。
氷上の格闘技、 アイスホッケーチームの乱闘担当(?)の選手の物語。

ふざけた邦題のせいで、コテコテのおバカコメディかと思ってました。
いや、確かにコメディ要素ももちろんあるのですが、それ以上に男の子の友情・恋愛・成長物語
(男の子といっても、そこそこオッサンでしたが)

おばかさんで、喧嘩が強い(パンチが効く)ことだけがとりえ(??)の純朴青年が
ひょんなことからスケートもろくに滑れないのに、
アイスホッケーチームの乱闘担当選手となり、頭角を現すようになる。

そもそも私、「喧嘩してなんぼ」とか、「身体はって金稼いでます」とか、ちょっと苦手なんですが。
なのにコレ、とっても楽しめたのです。なんなら号泣しましたし。

まず、主人公の青年がおばかさんで、ものすごくいい奴。超ピュア。
そんな彼が古い友人も大切にしながら、
アイスホッケーチームの中に自分の居場所を見つけ、確立していきます。
そしてそこにチームメイトとの信頼関係や、家族との関わり、恋愛(純愛)などが絡めてあるわけで。
王道の青春映画ですね。

もし、主人公が、もっと暗い感じだったり、いかにもヤンキーな感じだったら、
ここまでグッとこなかったかも。
彼の、憎めない感じと癒し効果抜群の笑顔のせいで、泣かされてしまいました。

多分、“男子”が好きな映画なんだと思います。
予告、貼っておきましょう。

さて、年明け1本目。よろしく、です。
今更ですが、覚え書き的な意味合い・・・ということで。

2012年に観た映画の中から、お気に入りや強く心に残っているものを。
相変わらず、順位 はつけられません

『エンディングノート』・・・この家族を好きになってしまった、ドキュメンタリー。

『家族の庭』・・・とんでもなく辛辣だけれども、めちゃくちゃ面白い。

『セイジ -陸の魚ー』・・・どこか、夢を見たような感覚。けれど、強く残る。

『SHAME -シェイムー』・・・とにかく哀しい。哀しく切ない。

『桐島、部活やめるってよ』・・・日常を切り取りとった青春映画なのに、
                青春映画ではないとも言える。登場する一人ひとりが愛おしい。

『フォロー・ミー』・・・古い映画で、DVD鑑賞だったのだけど、
            死ぬまでに観れて良かったと思う、おそらく生涯心に残るお気に入り。

他にもいろいろありますが、これ以上あげると迷いすぎてキリがないので、
特に自分の中に残っているこの6本で。

『フォロー・ミー』は残念なことに、
このブログ内に記事にしていなかったようなのでリンクがありません。
変わりにDVD化のプロモーション映像を。

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