映画 『俺たち喧嘩スケーター』 (原題『GOON』) 2011年カナダ
マイケル・ドース監督
マイケル・ドース監督
日本劇場未公開。DVDレンタルされてます。
実話を基にした作品。
氷上の格闘技、 アイスホッケーチームの乱闘担当(?)の選手の物語。
ふざけた邦題のせいで、コテコテのおバカコメディかと思ってました。
いや、確かにコメディ要素ももちろんあるのですが、それ以上に男の子の友情・恋愛・成長物語。
(男の子といっても、そこそこオッサンでしたが)
おばかさんで、喧嘩が強い(パンチが効く)ことだけがとりえ(??)の純朴青年が
ひょんなことからスケートもろくに滑れないのに、
アイスホッケーチームの乱闘担当選手となり、頭角を現すようになる。
そもそも私、「喧嘩してなんぼ」とか、「身体はって金稼いでます」とか、ちょっと苦手なんですが。
なのにコレ、とっても楽しめたのです。なんなら号泣しましたし。
まず、主人公の青年がおばかさんで、ものすごくいい奴。超ピュア。
そんな彼が古い友人も大切にしながら、
アイスホッケーチームの中に自分の居場所を見つけ、確立していきます。
そしてそこにチームメイトとの信頼関係や、家族との関わり、恋愛(純愛)などが絡めてあるわけで。
王道の青春映画ですね。
もし、主人公が、もっと暗い感じだったり、いかにもヤンキーな感じだったら、
ここまでグッとこなかったかも。
彼の、憎めない感じと癒し効果抜群の笑顔のせいで、泣かされてしまいました。
多分、“男子”が好きな映画なんだと思います。
予告、貼っておきましょう。