GWの旅行についての簡単な忘備録。
imageヨーロッパへはフランスのシャルルドゴールで入出し、イージージェットでイタリア入出
電車やバスでイタリア内の移動。宿泊はパリ、ナポリ、フィレンツェ、ミラノに1~2泊ずつ
日本を出国してシャルルドゴールで降り、オルリーからナポリに入り、イタリアをやや南からフィレンツェ、ミラノと北方面へ向かい、マルペンサからシャルルドゴールへ戻り、帰国。という流れ。
imageイージージェットはオレンジと白のなんだか見たことあるような色合いでした。
1~2時間のフライトだし、遅延や欠航があってもいいやと言うなら特に問題ないと思ってます。
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電車でソレントまで出て、そこからSITA SUDのバスでポジターノ、アマルフィへ。
かなりお客さんも並んでいて、道中も道が混んでいるせいか最早時刻表なんて無いも同然だな、という印象。まあ、バスに限らず遅れるのは普通のことと聞いてはいるが。
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個人的にはアマルフィよりポジターノの方が好きだった。
imageただ、アマルフィにこんな人魚だか女神だかのおっぱいから水が吹いている噴水があるとは知らず、行ってみて知ることがあるってやっぱり旅の醍醐味。
マイペットボトルにここから水を汲んでるひともわりといて、飲めるの??という疑問もぬぐえないのだった。
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ナポリに泊まっている間にフェリーでカプリに渡りました。
←これはフェリーからナポリの街を見たところ。
青の洞窟は残念ながら閉鎖で入ることは出来ず。
もともとシーズンではないので仕方ないけど、朝イチはオープンしてたので悔しい。
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でもケーブルで丘の上にあがってみたら絶景でびっくり。
スキーのリフトのようなものに10分ほど乗って行くのだけど、天気も風も気持ちよく、こんなパノラマを眺められた。→
ケーブルは片道チケットも売っていたので、歩いて降りる道もあるのだろうと思われる。
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さてナポリと言えばナポリピッツア。抑えるべきお店のを3軒ほど、主に当然マルゲリータDOCを。
日本にも店舗進出してるそうな、ミケーレにも行きましたが、画像は別のお店です。
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スイーツも外せない、ということでスフォリアテッラとババ
これもいくつか食べました。
パリパリの皮にふんわりレモン風味の甘すぎないクリームが絶妙なスフォリアテッラ、とても好き。お酒がしっかりしっかり滲みているババも美味しい。
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←ナポリ国立考古学博物館も。
ポンペイのモザイク画やファルネーゼのヘラクレス、雄牛。
そして秘密の小部屋なる展示も面白い。
ナポリの地下鉄は噂で聞いてたアートな駅もあり、楽しかった。
でも結構落書きもされてたりした・・・。
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卵城では近所の小学生らしき団体がお勉強に来ていて、ほとんど引率の先生のような状態になり。
まあ、観光地は割とどこも小中学生の団体と一緒になることが少なくなく、そんなこととも結構面白かったりする。
社会見学的なものですかね。

そういえばバチカンでサンピエトロ大聖堂のクーポラにあがったときも中学生くらいの団体と一緒になりやたら酸素が薄くなった気がしたな。前回のイタリア旅の記事読み返したら全く記事にしていない。我ながら呆れるね。
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クーポラと言えば、フィレンツェでお借りしたアパートのお部屋が大聖堂の近くで、窓からクーポラが見えた。
ここのオーナーさんも大変感じのいい方で、「エレベーターがないので疲れるよね、ごめんね」とか言っていた。(笑)
確かに老体にはきつかったが便利な場所だし、全く問題ない。
大聖堂やミケランジェロの丘からの夕暮れなどの画像は割愛。
たしかに美しかった。
この街が好きだという女性が多いのも理解できる。
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フィレンツェで強烈に記憶に残ったのはウフィツィ美術館で観たボッティチェリの春(プリマヴェーラ)
ヴィーナス誕生や受胎告知をはじめ、他にも数々の重要かつ素晴らしい作品がある中で、それでもこれは私にとても特別強烈な印象を残した。
音声ガイドをレンタルしたのも良かった。
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ちなみに電車などで割と普通に犬を連れてる人もいて、今回は電車でわんこ連れのおねいさんと相席になった。
わんこも女の子。
とてもお行儀よく、ひとことも吠えず。おねいさんがお手洗いに立ってもじっとトイレのドアを見つめながら待っていた。
おねいさんがおやつを食べてる時もじっと見つめるだけで我儘は言わない。
撫でさせてもらっても、尻尾を振って喜んでくれる。
ほんとうに立派な飼い主と犬の関係。見習わなければだが、まあ無理だ。
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ミラノではまず、町のはずれにあるプラダ財団へ。
映画監督ウェス・アンダーソンがデザインしたという可愛いカフェ『BAR LUCE』に行ってみたかったので。
そりゃま可愛いわな。雑誌で見たまんまだが案外狭いのねっていう印象。ピンクケーキも食べちゃった。これが意外と美味しかった。
プラダ財団はドゥオーモ広場横のガレリア内にも新施設をオープンしたけれど、滞在中はそちらでのアート系の展示などはなかったようで。
imageで、そもそもミラノはこれ、レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』を観たい!ということで出かけたわけで。
「いろんな資料で見る方が色合いなどがはっきりしていて見やすいんだね」などと思ったり。
「それにしても修道院の食堂に(最後の)晩餐の絵ってしゃれてるよねー」とか、「ドアつけるからイエスの足が消えちゃうとかちょっと間抜けね」などと。ごめんなさい。
これは事前にチケットを予約していかないと、ポッと出かけてもとうていすんなりは入れないようで、この日も予約チケットを受け取りにチケットセンターへ行ったら「今日のチケットはないんだって。明日も、明後日も。2週間先まで売り切れてるんだってさ」と嘆いている観光客がいた。
予約時間になると入場して、15分経ったら次の人たちと交代。一度に入場できるのは30人くらいと決まってるようで。
ちなみに我々も事前に自力で予約チケットを取ろうとしたけどすぐに売り切れ表示になってしまい、現地の代行業者さんにお願いして取っていただいたのだ。(後述)
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ミラノで美味しかったのはミラノ風カツレツ(薄くのばしたのじゃなくて、厚い仔牛肉のほう)とオッソブーコ
この、オッソブーコ、画像は骨の穴がわかるように食べ進めたのちの若干汚いものになるが、この穴の骨の髄が超美味しいので、重要。
image骨まわりの肉もトロトロになっていて、髄も一緒にリゾットとまぜまぜしていただいたのだが、美味しくておかわりしたくなった。(このオッソブーコは『リストランテ ピッツェリア SABATINI』のものです)

フィレンツェのもつ煮込み、トリッパやランプレドットも紹介されていた屋台のをいただいたらめちゃ美味しかったが、個人的にはこのオッソブーコが一番好きだった。
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おしりにかかとをあてて3回転すると再びミラノに来られるとか幸せになれるとかいう、ガレリアの牛くん、ものすっごいおしりになってしまってますやん・・・。
大きめ画像にしてみたけれど、わかるかな・・・。
みんななんとなく順番にくるくる、くるくる、回ってた。
なかでもまだ歩けない赤ちゃんがパパに抱かれてくるくるしてたのがやたら可愛かったな。
充分幸せだし、ミラノにどうしてもまた行きたいってわけではないけど、一応私もやった。
ごめんよ、牛くん・・・。
imageそしてパリに寄った際、行ってみたかった『カタコンベ・ド・パリ』へ。
墓から掘り起こされた600万個もの遺骨が納められている地下墓地。
10:30頃についたときは既に当日券のラインは長蛇の列で、入場まで小雨の中2時間ほど並んだ。超人気スポットじゃん!
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公開されているのは2㎞弱くらいかな?という体感。
あまりにすごすぎて実感しづらいというのは多くの美術品を目の前にした時と同じ。
ここは墓地といっても観光地としてうっているからか、ちびっ子たちもきゃっきゃしていて家族で遊びに来てるって感じの人が多かった。
ただし、待っている間のトイレ問題が発生するので、注意。
私も近くのカフェでお手洗いを借りて、コーヒーを1杯テイクアウトした。
優しい店員さんで、膀胱パンパンでピンチだった私に「いいんだよ。何か買ってくれるなら問題じゃない。楽しんでね』などと爽やか笑顔をくれたのだった。
買ったコーヒーは飲まずに捨てたけども。

あとは6区のラ・パリジェンヌのバゲットをかじりながら散歩しつつノートルダムに行ったり、最終日だったのでメールのゴーフルをお持ち帰りして、今も冷凍庫に少し残っている。ちまちまと愉しむのだ。
つまり、お気に入りのものはやっぱり美味しいし美しい。

『最後の晩餐』の予約チケットの購入を代行してもらったり、リストランテやスイーツ、宿泊施設の情報などを参考にさせていただいたのは前回も今回もアーモイタリアさん。